AIでテクニカルSEOの基本を点検する — クロール・インデックス・構造化データ
クロールエラーやインデックス漏れ、構造化データの不備をAIと一緒に洗い出すための点検の進め方をまとめます。
コンテンツの中身は良いのに、なぜか検索結果に出てこないページがある——テクニカルSEOのつまずきの多くはここから始まります。robots.txtの設定ミスでクロールされていない、noindexが外し忘れのまま残っている、構造化データのマークアップが崩れている、といった原因は、実際にツールで確認しないとAIだけの会話では見つかりません。ChatGPTやClaude、Geminiは、Search Consoleやクロールツールが出したエラーメッセージの意味を読み解いたり、修正の優先順位を整理したりする作業には強い一方、サイトの実データを自分から取りに行くことはできません。
テクニカルSEOの点検は「Search Consoleとクロールツールで実データを取得する→AIにエラーの分類と優先順位づけを依頼する→修正案を検証する→再クロールで確認する」という順で進めると、初心者でも見落としを減らせます。AIはエラーメッセージの解釈は得意ですが、実際にページを取得してレンダリング結果を確認する作業は代替できません。
点検①クロールされているか — robots.txtとサイトマップを確認する
まずGoogle Search Consoleの「ページ」レポートで、インデックスに登録されていないページの理由を確認します。「robots.txtによりブロック」と表示されている場合は、robots.txtの記述が意図せず該当ページをブロックしていないかを確認します。Googleの検索セントラルはrobots.txtの基本的な役割について、クローラーへのアクセス制御であってインデックス自体を防ぐものではないと説明しており※1、noindexタグとの使い分けを誤解しているケースは少なくありません。サイトマップについても、送信したXMLに存在するURLと実際に公開されているURLが一致しているかをあわせて確認します※2。
以下はSearch Consoleの「ページ」レポートに表示されたインデックス未登録の理由の一覧です。
それぞれの理由がクロール起因かインデックス判断起因かを分類し、
対応の優先順位を「今すぐ」「様子見」「無視してよい」の3段階で提案してください。
(ここにレポートの理由一覧を貼り付け)
点検②インデックスされているか — canonicalとnoindexの整合を見る
クロールはされているのにインデックスされないページでは、canonicalタグが別のURLを指している、あるいはnoindexが本番環境に残ったままというケースがよくあります。特にステージング環境から本番へ移行した直後のサイトでは、noindexの外し忘れが起きやすい典型的な失敗パターンです。ページのHTMLソースを取得し、head内のcanonicalとrobotsメタタグをAIに渡して矛盾がないか確認させると、目視より早く見つかります。
確認の型
次のHTMLのhead部分から、canonicalタグとrobotsメタタグの内容を抽出し、
このページ自身のURLと矛盾していないか(自己参照canonicalになっているか、
noindexが指定されていないか)を確認してください。
(ここにhead部分のHTMLを貼り付け)
点検③構造化データが正しく認識されているか
構造化データはリッチリザルト表示のための補助情報であり、それ自体が直接ランキングを上げるわけではないとGoogleは説明しています※3。とはいえ記述ミスがあると、意図したリッチリザルトが表示されなくなるため、正しい記法かどうかの確認は欠かせません。JSON-LDのコードをAIに渡し、必須プロパティが欠けていないかをチェックさせたうえで、最終的にはGoogleの公式のリッチリザルトテストで実際の認識結果を確認します。
次のJSON-LD構造化データ(@type: Articleを想定)について、
Googleが必須としている主要プロパティが揃っているか確認し、
不足している項目があれば列挙してください。
(ここにJSON-LDコードを貼り付け)
つまずきやすい点 — AIの「問題なさそうです」を鵜呑みにしない
AIにコードやエラーメッセージを渡すと、それらしい診断結果が返ってきますが、AIは実際にページをレンダリングしたりクロールしたりしているわけではありません。ただし、エラーメッセージの分類や優先順位づけといった整理作業を任せることで、Search Consoleの膨大なレポートに埋もれず要点から手をつけられるようになるのは確かな利点です。一方で、修正が完了したかどうかの最終確認は、必ずSearch ConsoleのURL検査ツールで実際のライブテストを実行して行ってください※1。AIの返答をそのまま「解決した」とみなすのは避けるべきです。
次の一歩
クロールとインデックスの基本が整ったら、次はサイト内のページ同士のつながりを見直す番です。トピッククラスタの作り方はAIで内部リンク設計を効率化する記事にまとめています。点検結果を継続的に追いかけたい場合はAIでマーケティング分析を行う記事が参考になります。
参考文献
- Google. "robots.txt の概要." Google 検索セントラル.
- Google. "サイトマップの概要." Google 検索セントラル.(2026年時点。仕様は変わりうるため最新情報は公式サイトを参照のこと。)
- Google. "構造化データの仕組みについて." Google 検索セントラル.
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